サファイアクリスタル風防、100m防水の実用クロノグラフ時計
チュードル・クロノタイム・Ref.79280P
クロノタイムの最後期に登場した79280P。型番の「P」はケースラグがポリッシュとなります。この時期は12時位置の30分積算計下にある「TIGER」ロゴありとなしが混在し、当時は「TIGER」ロゴありが高値でしたが、現在は「クロノタイム」そのものが人気のため、「TIGER」有り無しで価格差はないようです。こちらの個体はなかなか見かけない「グリーン」文字盤×グリーンのレザーストラップというレアな組み合わせですね。自動巻き。
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チュードル・クロノタイム・Ref.79280P
こちらも上記同様に「TIGER」表記となるクロノタイム。この時代はメタリックなカラーダイアルも特徴でした。ブルー、グリーン、ワインレッド、シルバー…などバリエーションが豊富でした。こちらの個体は3連オイスターブレスレットが装着されていますが、この年代は5連のジュビリーブレスレットが標準なハズ。正規代理店がないチュードルだけに並行輸入ショップが3連オイスターブレスレットに付替えて販売するなども行われていたようです。自動巻き。
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チュードル・クロノタイム・Ref.79280P
ケースラグがポリッシュであることがわかりやすいカットのブラック文字盤の79280P。真紅のクロノグラフ針、立体風のアラビアインデックスなど、デイトナとは異なった雰囲気を演出していました。5連ブレスレットに変更したということは、ラグジュアリー路線に転換しようとしていたのでしょうかね? 自動巻き。
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「TIGER」表記の有無が存在
30年近くにわたって生産されたチュードル・クロノタイム。当時はロレックスのディフュージョン・ブランドであったため、「デイトナ普及版」などと揶揄された時代もありました。しかしながら現在のチュードル・クロノタイムの異常な高騰を見ると、今後ますますチュードル・クロノタイムは高値になっていくことが予想されるため、気になる方は今のうちに手を打っていた方が良いモデルかもしれません。
そんなクロノタイムですが、今回は生産終了が近づいた最後期モデルの中でももっともデイトナ似となる、「79280P」にスポットをあてて紹介していきます。最後期モデルとは「BIG BLOCK(カマボコ)」ケース後のデイトナ似のケース、ケースラグがポリッシュとなっている、そして「TIGER」ロゴが入った(「TIGER」ロゴナシもあり)文字盤の時代、1997年~2003年頃のモデルとなります。
それまではロレックス・リューズ、3連オイスターブレス、ケースバックなど、ロレックスパーツを共有していたチュードルですが、この年代となるとすべてチュードルのシールド(盾)マークに変更され、ロレックス・テイストは皆無ですね。ちなみにタキメーターの目盛がデイトナが400までに対して、クロノタイムは500まで降られているのは何か意味があるのでしょうかね。
レザーストラップ、5連のブレスレットなど、スポーティとは異なる路線変更を模索しているように感じる「79280P」。メタリックなカラー文字盤もそのような路線変更から登場した産物と言えるでしょう。現時点では20万円台後半から入手ができるので、高値になる前に入手しておくべきモデルかと思います。
スペック
- ブランド名:チュードル
- モデル名:クロノタイム
- 型番(Ref.):79280P
- 駆動方式:自動巻き
- ムーブメント:ETA7750
- 防水性能:100m防水
- ケース材質:ステンレススチール
- ケース幅:40ミリ
- 機能:クロノグラフ(秒針、30分積算計、12時間計)、カレンダー機能
- 発売日:1997年頃から2003年あたり
- 販売数量:-